【開催報告】「高品質なジャム製造技術に関する研修会」を開催しました ~第3回食品加工技術高度化研修会~

 令和6年2月7日(水)に「高品質なジャム製造技術のポイント」をテーマとして、第3回食品加工技術高度化研修会を開催しました。研修会はジャム製造技術の基礎理論に関する講義に加え、実習としてジャム製造、二次殺菌や試作品の品質評価を行うことで製造技術の理解醸成や商品開発につなげることを目的としたもので、県内の食品関連企業や農産加工業者の18社21名にご参加いただきました。
 講師としてフーズテクニカルサービスの弘蔵守夫氏をお招きし、ジャム製造に関する基礎理論としてペクチンの分類や加熱方式による品質の違い、製造手順や果実類の前処理方法など、事例を交えながら丁寧に解説していただきました。実習では真空濃縮釜、ガス火、電磁調理器を用いていちごのジャム製造を実際に行い、瓶詰め、二次殺菌までの一連の製造工程を体験していただきました。その後、果実含有量、製造条件の異なる試作品の試食を行い、品質の評価を行いました。
 研修終了後のアンケートでは「実習では製造、二次殺菌や試食など、より実践的な内容で、実際の業務に生かすことのできる知識を得ることができ大変勉強になった」などの感想をいただきました。参加された皆様にとって有益な研修会となったようです。
 令和6年度も計3回の研修会を開催予定です。開催内容の詳細が決まりましたらOIRIメール便等でお知らせしますので是非参加をご検討ください。
(食品産業担当 後藤雅昭)


研修の様子