【開催報告】精密断面試料作製装置ミニワークショップ

 新たに設置した精密断面試料作製装置を県内企業に紹介するために、実演中心のミニワークショップを開催しました。
 本装置は顕微鏡観察下で正確に切断位置を狙って切断して、そのまま試料を取り外すことなくラッピングフィルムなどで切断面を研磨できる機器です。切断研磨したサンプルは、本機器での観察やSEM観察の試料になります。
 ミニワークショップは、近くで操作を見ていただくために、3名以内の定員で4回にわけて開催し、合計9名の参加がありました。
 参加者からは、「細かい対象物を観察しながら切断できる手段として参考になった」「解析TAT短縮のヒントを得た」「小さいサンプルの切断位置を設定して切断できるところは良いと感じた」「半導体の解析で使用できそう」などのご感想をいただきました。
 令和6年度には、本装置のエンジニアを招き、実習中心のワークショップを計画しています。ご関心やご興味のある方は、ぜひご参加ください。
(工業化学担当 安友 谷口 北嶋)


実演の様子