【開催報告】「ものづくり現場の課題を解決!製品開発・不良解析スキルアップ研修」を開催しました ~ものづくり技術人材リスキリング研修~

 ものづくり技術人材リスキリング研修として、令和7年9月10日(水)、9月11日(木)の2日間にわたり「ものづくり現場の課題を解決!製品開発・不良解析スキルアップ研修」を開催し、延べ23名の参加を得て盛況のうちに終了しました。
 1日目の研修では、サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社と日本電子株式会社からエンジニアの方々を講師にお迎えし、電界放出形走査電子顕微鏡、飛行時間型質量分析計、フーリエ変換赤外分光光度計、ガスクロマトグラフ質量分析計といった、製品開発や不良解析に活用される分析装置の基礎や事例をご紹介いただき、分析装置を用いた解析の考え方について理解を深めました。
 2日目は、サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社のエンジニアの方を1日目に引き続き講師にお迎えし、フーリエ変換赤外分光光度計の実機を使った講義を行い、異物解析や材料解析を実際に体験していただきました。受講者の皆さまも熱心に取り組まれ、充実した研修となりました。
 アンケート結果では、「測定で困った点について質問することができた」、「会社で行う材料解析に役立つため、自分のスキルアップに役立った」、「解析手法やどのようなサンプルが観察可能なのか知ることができた」、「異物解析を行う上で新しい手段を覚えることができた」など、ものづくり現場の課題解決のために役立ったという評価をいただきました。
 今後は、ものづくり現場で活用されている分析装置を使用した「製品開発・不良解析スキルアップ実習」を開催します。ぜひお申込みください。(工業化学担当 安藤、安部、上野)

 「ものづくり現場の課題を解決!製品開発・不良解析スキルアップ実習」
 https://www.oita-ri.jp/20703/

研修の様子