近年、電気自動車や航空機に使用されるモータやトランスなどは高効率化が求められ、電気機器開発においては、電磁鋼板、アモルファス、パーマロイなどの高磁束密度を有する軟磁性材料の高精度な磁気特性測定が必須といえます。
大分県産業科学技術センターでは、磁束密度波形を正弦波に制御し、高磁束密度域まで高速に測定できる「磁束密度波形制御装置」を公益財団法人JKA(競輪)の補助により導入しました。そこで、導入した機器をご紹介するためのセミナーを令和8年2月13日に開催し、県内外の企業技術者の5社7名が受講されました。
講座は、株式会社ブライテックの相原茂様を講師にお迎えし、「磁束密度波形制御装置」について、電気自動車等のモータの高性能化が求められる社会的背景を踏まえ、その必要性をはじめ、測定原理などの基礎事項を座学にて解説いただきました。あわせて、実際の測定方法については実習を通して分かりやすくご説明いただきました。受講者からは、「こんなに短時間で測定できるとは思わなかった」といった感想や、同系統の自社製品との違いについての具体的なご質問が寄せられるなど、高い関心をお寄せいただきました。
磁束密度波形制御装置の活用をはじめ、電気機器の電気(電力)、磁気(磁界強度や磁気特性など)の測定、電気機器開発のための磁界解析などご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。
(電磁力担当 後藤慎)


研修の様子